Bonjour! M2のでんでんです!
こちらは,6月8日から12日にカナダ・モントリオールで開催された,IEEE ICC 2025のブログです.皆さん,楽しんでいってください!

旅の始まりは空港から.海外に行くのは初めてだったのでかなり不安がありましたが,加藤先生,川本さんのサポートのおかげで何事もなくカナダにたどり着きました.出発の便が1時間遅延したり,入国審査のために長蛇の列に並んだり,アメリカでの乗り換えで時間がギリギリになったりしましたが,そんなことは些細な問題です.

こちらは学会会場です.モントリオール国際会議場で開催されました.カラフル!これは目立ちますねー.また,会場の正面にはこれから参加する学会の名前がでかでかと書かれていました.学会の規模の大きさがうかがえますね.このような学会に参加する機会を得られて非常に幸運でした.看板の中央あたりに「Juin」と書いてありますが,これはフランス語で6月の意味です.モントリオールはフランス語圏の街なので,多くの看板や表示にはフランス語と英語が併記されています.冒頭のあいさつがフランス語だった理由もこれで分かりましたね.

会場内の案内に従って部屋に入ると,

人が多い!数に圧倒されてしまいましたが,ここにいるほぼすべての人が著名な研究者の方々であることを考えると,気持ちがより一層引き締まりました.量と質が両立された(?)素晴らしい空間でした.



学会会場では食事もいただけます.こちらは2日目の昼食です.盛り付けがおしゃれでおいしそうですね.事実おいしかったです.また,昼食を食べながら,研究者の方々の表彰を見たり,他研究者の方と話をしたりしました(海外の方と話す勇気も語学力もなく,日本人の方と話していました).


こちらは3日目の夕食です.いわゆるバンケットと呼ばれるイベントで,開催地にちなんだ催しものなどが行われることが多いようです.(催し物に見とれて食事の写真を撮り忘れたので1枚しかありません.)会場がきらびやかな雰囲気に包まれる中,何が始まるのかと待っていると,


ショーが始まりました!なんと表現するのが適切なのかわかりませんが,ショーでした.進行役の方が話術と表現で盛り上げてくれたり,パフォーマーの方々が様々な身体表現?をしてくれたり,非常に盛り上がりました.隣で見ていた川本さんは,進行役の方のプロフェッショナルな姿勢を称賛し,パフォーマー(上記の写真)の肉体美に感嘆し,パフォーマー(写真は撮れていない)の首の筋肉の鍛え方を考察していました.写真は撮れていませんが,首に輪を付けた男性が女性をすごい勢いで回転させるパフォーマンスがあり,これは本当にすごかったです.機会があれば皆さんも挑戦してみてください.


そして,4日目は待ちに待った発表の日です.私はとにかく緊張していました.英語はあまり話せないし聞き取れないし,Interactive sessionという特殊な発表形式だし,他の発表者の人が出席しているか確認するchairの役割もこなさねばならないし.考えることが多すぎてパンクしそうでしたが,何とか無事に発表を終えました.発表を聞きに来てくれた,質問してくれた研究者の方々にとにかく感謝です.上記の写真は,1枚目が発表中の写真,2枚目が発表後の写真です.2枚目の顔を見ると,心なしか安堵の中にいるように見えますね.

ちなみに,Interactive sessionとは,上記の写真のようにディスプレイに自分の研究発表スライドを表示し,興味を持ってくれた方がいたときに都度説明をし質疑応答を行うという形式です.質疑応答の時間が通常より長くなるので,有耶無耶にならずに良いという利点もありますが,原稿の暗記でどうにかなるものではないため練習のしようがないという困った点もあります.無事終えられて一安心でした.
ここからは,学会以外の要素について紹介します!

まずは,モントリオール・ノートルダム大聖堂!会場から徒歩5分ほどの距離にあったので,休憩時間を利用して見に行ってきました.でかい!日本にいるとなかなか見られない建物なので新鮮でした.この建築様式はゴシック建築というらしいです(川本さんの蘊蓄です).ちなみに,ノートルダムとはフランス語で「私たちの貴婦人=聖母マリア」という意味だそうです(これはインターネットさんの蘊蓄です).フランスにあるノートルダム大聖堂も同様の由来らしいですね.また一つ賢くなりました.



次は当然ランニングです.出張に行くときに一番初めに荷物に入れるのは,もちろんランニングシューズとランニングウェアですよね.学会終わりの夕方に走ったので,心地よい風が吹いていました.街並みがきれいで,海外に来た!と実感しました.また,上記の広大な水は海でも湖でもなく川です.モントリオールは川に囲まれた中洲のような地形になっているので,近くには多くの川がありました.
最後は食事4連星です.

ホテルの朝食.クロワッサンがでかくておいしくて驚きました.

ホテル近くのスーパーで買ったサンドイッチ.フランスパンにイタリア風の具(サラミ,トマト,チーズ)を挟んだサンドイッチをカナダで食べて不思議な気持ちになりました.

モントリオールの名物,スモークミート!パンでサンドされているという話だったのですが,肉にパンが貼り付けられているという表現の方が正しいのかもしれません.



雰囲気のいいイタリアンのレストランでディナー.テラスでお酒と食事を楽しむという海外ならではの経験!メニューのパスタも非常に美味でした(うまーの,ろまーの).
IEEE ICC 2025のブログは以上です.筆が乗って長文になってしまいましたが,読んでいただきありがとうございました.来年のIEEE ICC 2026はスコットランド・グラスゴーでの開催です.次回をお楽しみに!
